赤ちゃんに蜂蜜は危険
本ブログの著者
国家資格:薬剤師&上級心理カウンセラー真農正一とファーマシストです。
(薬剤師 業務経験歴20年以上)
今回は新米ママにお伝えしたい「はちみつ」の危険性についてです。
私より小さい アリさんが食べても平気なんだよ!
ボツリヌス菌
1.ボツリヌス菌は加熱に強い!
ボツリヌス菌などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成するのでややこしいです。
芽胞は、加熱や乾燥に対し、無茶苦茶 強い! 最強レベルです。
芽胞を死滅させるには120℃で4分間以上またはこれと同じ程度の加熱殺菌が必要ですが、家庭では難しいです。
100℃ 程度 では、長時間加熱しても殺菌できません。
→絶対に家庭では殺菌できませんので、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください!
→青汁にはちみつが含まれる製品がありますので注意(授乳中は注意)
2.ボツリヌス症で乳児が死亡しています。
3.1歳以上の方には安全です。
腸内環境が整っているので「ボツリヌス症」になることはありません。
→厚生労働省も勧めています。
ボツリヌス症死亡例
厚生労働省が平成29年4月7日発表しました
蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス症の死亡事案については下記のサイトへ↓↓↓
重要なお知らせ
赤ちゃんのお母さん・お父さんやお世話をする方へ
1. 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。食品事業者の方へ
ハチミツおよびハチミツを含む食品は「1 歳未満の乳児には与えないで下さい。」という情報を、表示などにより消費者に分かりやすく提供するようお願いします。
詳しい情報
赤ちゃんのお母さん・お父さんやお世話をする人へ
1. 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
[乳児ボツリヌス症の発生状況]
乳児ボツリヌス症は、国内では、保健所が食中毒として報告した事例は1986 年以降3 例、医師が乳児ボツリヌス症として報告した事例は1999 年以降16 例あります。また、欧米でも発生しており、米国では毎年100 例以上の発生報告があります。
乳児ボツリヌス症の発生原因は、食品としてハチミツが指摘されていますが、ハチミツを食べていない例(国内では井戸水)も報告されています。2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内にはいると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常、何も起こりません。
一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
なお、1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。
一般的に、ハチミツは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。また、ボツリヌス菌(芽胞)の耐熱性は120℃,4分とされており、通常の加熱や調理では死にません。
厚生労働省 ページより引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
ボツリヌス菌による食中毒
ボツリヌス菌による食中毒について
<症状>
潜伏期は8~36時間。吐き気、 嘔吐、筋力低下、脱力感、便秘、神経症状(複視などの視力障害や発声困難、呼吸困難など)。致死率は
抗毒素療法の導入後、約30%から約4%に低下。<特徴>
土壌中や河川、動物の腸管など自然界に広く生息する。酸素のないところで増殖し、熱にきわめて強い芽胞を作る。毒性の強い神経毒
を作る。毒素の無害化には、80℃で30分間の加熱を要する。電子顕微鏡写真。グラム陽性の桿菌。<過去の原因食品>
缶詰、瓶詰、真空パック食品(からしれんこん)、レトルト類似食品、いずし。(乳児ボツリヌス症:蜂蜜、コーンシロップ)
<対策>
発生は少ないが、いったん発生すると重篤になる。いずしによる発生が多いので注意が必要。容器が膨張している缶詰や真空パック食品は食べない。
(乳児ボツリヌス症:1歳未満の乳児に蜂蜜を与えない等。)ボツリヌス食中毒が疑われる場合、抗毒血清による治療を早期に開始する。消費者庁のページより引用 http://www.fsc.go.jp/sonota/c.botulinum.pdf
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000161263.pdf
ボツリヌス菌については下記のサイトへ↓↓↓
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/boturinu.html
メイプルシロップは安全
お砂糖やはちみつに似ているけれどメープルシロップはボツリヌス菌がいない
ので赤ちゃんが食べても大丈夫です。
※最近、産後ダイエットで青汁が良く飲まれていますが、授乳中ははちみつ入りの青汁は禁止です。
→赤ちゃん(乳児)がボツリヌス症を発症する危険性がありますので、授乳中ははちみつを含む製品を取らないでください。
メープルシロップ アンバーリッチテイスト(330g)【ボーアンドボン】
はちみつを含む青汁の解説は下記のサイトへ↓↓↓
https://スマホ薬局.net/青汁%e3%80%80授乳中の影響%e3%80%80母乳%e3%80%80おすすめ%e3%80%80口コミで/
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