排卵日検査薬
今回は排卵日検査薬の陽性反応を解説して行きます。
排卵日検査薬が反応する仕組み
排卵日検査薬は排卵を起こすホルモン(黄体形成ホルモン)の波を捉えて「陽性」「陰性」を出しています。
卵巣にある卵胞が発育成長して「卵胞期」の後半になると、脳の視床下部から「ゴナドトロピン放出ホルモン」の分泌量が増えます。
「ゴナドトロピン放出ホルモン」に刺激されて2つのホルモンが放出されます。
「黄体形成ホルモン LH」と「卵胞刺激ホルモン FSH」です。
黄体形成ホルモン LH は排卵を起こします。
卵胞刺激ホルモン FSHは卵胞を成熟・成長させます。
上の図(黄色:黄体形成ホルモン LH)は 赤色(排卵)の前に急激に上がるので、排卵の検査に使用されています。
検査薬が陽性なら、排卵はいつ?
排卵検査薬の「陽性」反応が出たら、2日後までに97%程度の確率で排卵が起きます。
但し、排卵検査薬の「陽性」が出た当日が「排卵日」とは限りません。
黄体形成ホルモン(LH)の急上昇開始から約40時間後にピークを迎えます。
その後約12時間後に排卵が起きます。(個人差はあります)
ですので、排卵検査薬が陽性になったら「夫」相談をしてその日を含めて3日間 性交をしてください。
妊活に必須! 葉酸
厚生労働省は、葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)を取ることで「赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症」リスクを低くするとのことで
妊娠前から1日400μg取ることを推奨しています。
ここまでは、記載しているサイトはよく見かけます。
実は摂取上限も厚生労働省は示しています。
葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)の1日摂取上限は1000μg(1mg)です。
神経管閉鎖障害とは?
神経管はママのお腹にいる4週目から5週目に作られます。
脳やせき髄のもとになっているのが神経管です。
この神経管の一部がふさがらないのが「神経管閉鎖障害」です。
神経管閉鎖障害の2つの症状
2分脊椎症:
脊椎がふさがらない状態です。本来は脊椎に中にある脊髄が外に出てしまい、神経麻痺などの様々な神経症状が出ます。
日本では、1万人に対して5人が発症しています。
無脳症:
神経管の上部である「正常な脳」ができない状態です。
脳ができませんので流産や死産の可能性が高くなります。
神経管閉鎖障害の1つ原因は?
原因は妊娠初期のママの葉酸不足です。
神経管のもとになるDNAを合成するには「葉酸」が必要です。
しかしながら、ママが「葉酸」不足だと赤ちゃんはうまく神経管を作ることはできません。
ですので、妊活を始めようかなぁと思ったときに、サプリメントの「葉酸」を取ることをおすすめします。
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