防己黄耆湯の副作用
たるんだ脂肪を減らすダイエット漢方
「防己黄耆湯」クラシエ薬品の場合は「コッコアポL」
は良いことばかりではなく、やはり薬なので副作用があります。
今回は「防己黄耆湯」の副作用、デメリットを
薬剤師&上級心理カウンセラーのファーマシストが解説します。
様々な、防己黄耆湯を紹介します。
副作用?
防己黄耆湯の副作用で良く起きるのは、
かゆみ、発疹、発赤などの皮膚の症状などが起こることがあります。
大きな副作用は?
防己黄耆湯に含まれる生薬「甘草」のグリチルリチン酸が
血液中の「k:カリウム」を尿と一緒に出す働きがあるので、
血液中のカリウムが減ります。
血液中のカリウムが減り過ぎると、血圧が高くなり高血圧になることがあります。
また、全身の筋肉の力がなくなり、脱力感やしびれ、まひなどが
起きることがあります。(=医学用語ではミオパチーと言います。)
また、ほとんどのお薬で起きる可能性がある副作用として
肝臓の血液検査値が変動します。
AST(GOT)、ALT(GPT)、AI-P、γGTP
などの肝臓機能を示す血液検査値が変動する可能性があります。
甘草の許容量は?
甘草の一日にとっていい量は7.5gまでです。
(グリチルリチン酸としては300mgまで)
※甘草1gにグリチルリチン酸が40mg含まれます。
防己黄耆湯の「甘草の1日量は1.5g」
芍薬甘草湯の「甘草の1日量は6g」
小青竜湯の「甘草の1日量は3g」
防風通聖散の「甘草の1日量は1g」
など
デメリット?
防己黄耆湯には、甘草(グリチルリチン酸)が含まれるため、
他の漢方薬でも甘草(グリチルリチン酸)を摂りすぎると
ミオパチーや血圧が高くなることがあります。
甘草(グリチルリチン酸)を含む漢方薬と一緒に飲むのは、
お勧めできません。
他の甘草(グリチルリチン酸)を含む
代表的な漢方薬とは、
小青竜湯(鼻炎、アレルギー性鼻炎)
芍薬甘草湯(こむら返り、筋肉の痛み)
防風通聖散(皮下脂肪が多い方のダイエット)
これを併用するときは、医師又は薬剤師に必ず相談をしてください。
また、歯槽膿漏や歯茎の炎症を抑える歯磨き粉には
抗炎症成分として「グリチルリチン酸」が含まれることが
多いので、歯磨き粉のパッケージを確認してみてください。
みなさんいかがでしたでしょうか?
まだまだ、ご不明な点があれば、
下記のメール問い合わせにて、お問い合わせください。
スマホ 薬 局 ファーマシストでした。
ありがとうございます。
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